ドイツのドミトリーは男女が同じ部屋!?ハイデルベルクで激安宿に泊まってみた!

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ハイデルベルクドミトリー

ナイスバデーなブロンド美女と仲良くなったり、艶やかで妖艶な中東ビューティーと仲良くなったり。

素性の分からないユニークな人との出会いや、一つ屋根の下で繰り広げられるロマンス。

そんな冒険ロマン、憧れますよね。

「ヒマな奴は俺に着いてこい!今日はみんなで飲みに行くぞ!」

なんて、陽気にふるまえたら、楽しき旅とブロンド美女たちが我が手に入りそうな気もしますが、なかなか言えないのが人生ってものです。だって小心者ですもの私。

堀の深い異国の人に怪訝な顔をされた日には縮みあがってしまいます。

そんな私がハイデルベルクの激安ドミトリーに宿泊することになった。

宿探しにはツーリストインフォメーション

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インターネットを使えば簡単にホテルが見つかるこのご時世。

とはいえ、ドイツで隠れた安宿を見つけたいなら、とりあえず駅近くにあるツーリストインフォメーションで情報収集、これぞ旅の鉄則です。

南ドイツの古都ハイデルベルクは観光地ということもあって、街にはいくつかのドミトリーが点在しています。

私が今宵のお宿と狙いを定めたのは、ハイデルベルク中央駅から歩いて数分の場所にある「Steffi’s Hostel」という安宿。

「とにかく安いホテルを頼む」

中央駅近くのツーリストインフォメーションで尋ねると「それならSteffi’s Hostelね」と紹介してもらいました。

ドイツドミトリー

外から見るとまるで要塞のような建物。

この中がドミトリーになっているなんて、外観からは想像もつきません。

入り口

受付は3階(日本でいう4階)ということで、ひとまず受付へ向かうことに。

チェックアウトの時間など宿泊時の簡単な説明を聞き、鍵の受け取りを済ませればいざ寝床。

聞けばこのホステル、最安値は十人一室18ユーロとのことですが、この日は飽き部屋が男女混合の五名一室22ユーロのみだそう。

 

五名一室22ユーロ。

 

男女混合・・・

 

 

 

 

フッ。

 

 

ふふふ。

 

 

 

男女混合か・・・

 

 

 

悪くない。

 

 

ドイツのドミトリーは男女混合

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Photo by Deutsche dot web

ドイツに限らず世界のドミトリーは男女で相部屋なのが一般的。

日本では何かにつけて男子と女子は別部屋にされてしまいますが、世界はそうとは限りません。日本の常識は世界では非常識、というやつでしょうか。

これは宿に限ったことではなく、ルームシェアをすればお風呂とトイレが男女共同ということも多いですし、ドイツに限ってはサウナや温泉は男女混合なうえにタオルの使用と水着の着用が禁じられていることも珍しくはありません。

混浴でタオルと水着を禁止するなんて、正気の沙汰とは思えない・・・。

それを平気でやってのけるなんて、世界のドイツは違いすぎる。

そこに痺れる憧れるドイツ。

なんて、恐ろしい国なのか。

 

(いや、むしろ素晴らしい国・・・?)

 

ちなみに、ドイツの男女は混浴で水着が禁止されていればルールに乗っ取り、素っ裸になります。なんの躊躇もなしです。なんというか、これには「スゴイなぁ・・・」と単純に関心するばかりです。

 

共同ドミトリーとは言っても、「知らない男となんて泊まれない」という女性はいちど女性部屋があるかどうか聞いてみて下さい。ホステルによって女性ドミトリーを備えている宿もあります。(私の宿泊したハイデルベルクの宿には女性ドミトリーがありました)

男性専用部屋があるかどうかは・・・

知らないです。

ドミトリーではまずスペースの確保

ベッド

ドミトリーではベッドは早いもの勝ち。

さっさと自分の寝る場所を確保あるのみです。

ドミトリー

ここは私のスペース!何人の立ち入りは禁ず!

 

ロッカー

安宿の宿命ですが、一緒に宿泊する人は知らない人たち。疑いたくはないのですが、盗難だけには気をつけたいところ。国によっては従業員が盗みを働くという話も耳にします。用心するに超したことなしです。

だがしかしこのロッカー、よく見ると鍵が付いていない・・・。

ドイツのロッカーよ、なぜ故に鍵なしなのか。貴重品を守る気なしではないか・・・。

仕方がないので自前の南京錠で固くロック。

あとはもう、誰にも荒らされないことを祈るのみ。

(ドイツは治安の良い国なので心配しすぎることもないですが・・・)

大きいキャリーケースはロッカーに入らないので、固く施錠して放置するしかないのですが、心配ならば受付に預かってもらうのが良さそうです。

 

共有スペースは交流の場

ドミトリー

ドミトリーといえば、共有スペース。

共有スペースといえば交流です。

ドミトリーには各地を旅する屈強なバックパッカーからもやし男子、絶世の美女まで様々な国の人たちが集まっています。

旅人は概ね社交的な人が多いので、いろいろ絡んで仲良くなりたいところです。まさにこれぞ旅の醍醐味。

「ドミトリーで出会った人たちと飲みに行ったぜ!」

という話をよく聞くので、気にせず話しかけるに限ります。

私は勇気が出せずできないのですけれども。

共有スペース

共有スペースには調理場コーナーもあります。

ここで日本が誇るソウルフード寿司など握れれば一躍ヒーローになれます。

たぶん。

 

宿泊客は多国籍

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Photo by Jonathan Kos-Read

ドミトリー宿は世界から様々な人が集まってきているので非常に多国籍。

シャワールームや共同部屋では知らない言葉が飛び交っていたり、出身国特有のくせのある英語で身振り手振りでコミュニケーションとってみたり。

改めて世界にはいろんな人がいて、様々な言語があるのだと感じさせられます。

そんなドミトリーにいて私はというと、「激安宿にとまってみた」などと豪語しておきながら、初日はハイデルベルクに住む友人を訪ね、そのまま明け方まで飲み明かしてしまう始末。

明け方ドミトリーに戻ると隣のベッドにはスヤスヤと眠る中国人女性の姿がありました。

起こさないようにゆっくりと拝ませて頂いた寝顔・・・可愛かったです。ありがとうございます。

結局、ドミトリーでは誰とも交流することなく夢の中へ旅立つ私。

後に彼女は中国人ではなく、日本人だったと知るのですが、なんとなく気まずい話なので機会があればどこかでまた。

 

そんな私も翌日は5名一室のうち、4名がインド人というインド色濃厚な夜を過ごすことに。

「オレたちは学生旅行でハイデルベルクに来たんだ。今日は遊び疲れたよ。君は学生かい?観光はどこに・・・fんddryふじこkdfl」

普段底抜けに明るいインド人たちですが、彼らは散々観光して来たらしくすぐ寝てしまう始末。

これを交流と呼んで良いのだろうか。

 

さいごに

世界一周といえば定番のドミトリー。

バックパッカーの聖地であり交流のメッカでもあるドミトリー宿。

ハイデルベルクのドミトリーは人気観光地ということですぐに無くなりがちです。なので、宿は現地で探すという方は少しの用心が必要です。

知らない人と一緒でも気にならない。むしろ交流したいという方には最高だと思います。宿自体はかなり快適なので、寝れれば良いという方にもおすすめです。

複数人で旅行中なら一室全て抑えてしまうのも良いかもしれませんね。

ハイデルベルクを訪れる方の参考になればと思います。

ではまた。

Steffi’s Hostel Heidelberg

Alte Eppelheimer Straße 50
69115 Heidelberg
ウェブサイトhttp://www.hostelheidelberg.de/

この記事を書いたのは

Manato

ハイデルベルクで語学留学、その後ベルリンにてフリーライター兼SEとして活動、現在は東京にてウェブメディア関連のお仕事をしています。猫とお家大好きイエメンです。ベルリン中心のブログ「ドイツドットウェブ」の管理人でもあります。

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