言葉の不安があるからか、最初はびくびくして入れなかったカフェも、慣れてしまえばお茶の子さいさい。勝手知ったるスタバに入る感覚で立ち寄れるようになるのだから不思議なものです。慣れるってスゴイです。
それはさておき、雰囲気が良さそうという理由から、たまたま立ち寄ったハイデルベルクのカフェ。
コーヒー片手にくつろぐ店内に突如、現れた2人の少女。
彼女たちの手にはコーヒーカップではなく、何故かギターが握りしめられているのだがこれ如何に・・・。
Chocolaterie YilliY Cafe
マルクト広場にある精霊教会の裏側、「学生のキス」を作ったことで有名なカフェ「クネーゼル」のお店沿いを進んだところで発見!カフェYilliY。
ドアが開けっ放し状態だったので、なんとなく気軽に入れる開放感がちょっぴり臆病な私にとってはありがたい配慮です。
こちらのカフェは、ショコラティエかつギャラリーかつカフェという3つの顔を持っているそうで、入り口にはさっそく自慢のお菓子たちが。
店内にはアート作品が所狭しと並び、なるほど、アートギャラリーを思わせます。
アートギャラリーの片隅にカフェを作ったような、なんだかアトリエのような雰囲気。
ショコラティエというより、アトリエカフェと言ったほうがしっくりくるかも。
カウンターには、「ダーリンは外国人」の”ダーリン”のような方が・・・
「コーヒーか? ちょっと待ってな・・・」
多くは語らない彼。
注文してから思ったのですが、せっかくのショコラティエカフェなのに、どうして私はコーヒーを注文したのか。
ここは、ホットチョコレートを注文すべきではなかったのか。
何故なのか。
後悔しても、コーヒーを飲むより他なしですが・・・。
ちなみに、コーヒーは美味かったです。
美女現る!
!!!
突然、目の前に現れた一人の美女!
!!!!!!
さらに、もう一人!!!
そして歌い始める彼女たち。
とくに自己紹介をするでもなく、突如始まった美女二名によるミニライブ。
まったく動じないマスター。
もう、どこまでもマイペースだよマスター。
辺りをチラチラ見るけれど、お客さんもまた気にしていない。
とにかく歌い続ける美女たち。
彼女たちはひとしきり歌うとそのままカフェにセイグッバイ!
新たなステージを求めて旅立って行った。
後々分かったのですが、彼女たちは「Pauli und Kathie」という2人組ユニットで、自分たちでCDを作成したり、路上ライブをしながらドイツを旅したり、カフェで弾き語りをしたりといった活動をしているのだそう。
ライブもありのカフェ
こちらのカフェでは、他にも不定期で演奏会やアートイベントなど、不定期でカフェとのコラボ企画を行なっているそう。どうりでマスターは動じず、彼女たちも気ままに歌い始めるわけです。
今回のライブ演奏もそうなのですが、ドイツでは日常のシーンに突然音楽がやって来ることがたまにあまります。
場所は変わりますが、首都ベルリンでは、電車の中にいきなり楽器を持った一団が乗り込んで来て演奏を始める、カフェにDJスペースが設けられている、公園で楽器演奏、そういった日本では見かけないことが普通だったりするのです。
より日常に近い場所に音楽があるというのも、ドイツらしいことなのかもしれません。
ギャラリー、ショコラティエ、アートに音楽そしてカフェを楽しみたいという方は、ハイデルベルク旅行の際にはぜひ立ち寄ってみて下さい。
Chocolaterie YilliY Cafe
Haspelgasse 7
69117 Heidelberg
10:00 – 20:00
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